主な疾患と治療法
西館第5病棟は障害者病棟で、急性期治療を終えても継続的な治療が必要となる患者さんが、急性期病棟から転棟してこられる病棟です。
全科の対応をしていますが、慢性腎不全や心不全、誤嚥性肺炎、大腿骨頚部骨折、脳梗塞や褥瘡、消化器癌のターミナル患者さんが多くいらっしゃる病棟です。
重点を置いている看護や取り組み
当病棟のスローガンは「立ち止まり、考え行動する」です。
- 患者さんやご家族の思いを知り、気づき、気配りの看護を行う
「気づき」を得るために、観察力を高める努力をしたり、患者さんに「関心」を持つことで、思いやりを持って接するようにしています。 - 憶測にならないプランを立て、患者さんに優しい看護を行う
- レジリエンスを大切に
治療や看護ケアにおける葛藤に目を背けることなく、多職種の人たちとコミュニケーションを取ることによって柔軟な思考でケアを行っています。 - 働きやすい職場環境を作る
そのために、職員がお互いに思いやりを持った会話をし、スムーズな連携を行うことが大切だと思っています。
職場の雰囲気や他職種との連携について
当病棟では、主に作業療法士、理学療法士、言語聴覚士やソーシャルワーカー(社会福祉士)、入退院支援室の看護師と一緒に、患者さんの今後の方向性や退院に向けてどのようなケアが必要か考える取り組みを、連携しながら行っています。必要な際にはカンファレンスを行ったりもしています。
心に響いた出来事
日々の入浴や清拭等のケアをする中で、患者さんから「気持ちよかった!」「さっぱりした!」等のお声が聞けた時に嬉しく思います。
また、日々言っていただける患者さんからの「ありがとう」の言葉や、ご家族が来院された際に患者さんの日々の状況を伝え、「いつもありがとう」「嬉しいです」といったお言葉をもらえることもやりがいです。
その他アピールポイント
慢性期の病棟なので、ADLが低い患者さんや、認知症の患者さんもたくさんおられますが、急性期とは違い、長期間、ゆっくりと患者さんと向き合ったケアができることが魅力だと思います。
また、入院が長期間になった患者さんでも、自宅へ帰っていただくことができています。